問1 ★
で のとき、 と の値を求めなさい。
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,
は鈍角なので です。
目次 / 数検対策(準2級・2級・準1級) / 数検準2級
—— 三角比と三角関数 第1〜4章の「三角比・正弦定理・余弦定理・図形の計量」を、数検準2級の出題形式で ——
数検準2級の「三角比」の類題です。三角比の相互関係と 180°−θ の変形、正弦定理・余弦定理、三角形の面積と内接円、円に内接する四角形、測量と空間図形までを20問にまとめました。2次(数理技能)では、どの定理を使うかを先に書くこと、角が鋭角か鈍角かを cos の符号で判断すること、sin や cos を文字でおいたら値の範囲を書き添えることを練習します。
この章の問題は、「どの定理をどの三角形に使うか」を見極める力と、「鈍角のときの符号・文字でおいたときの範囲」を落とさない丁寧さで決まります。
難易度マークは ★=基礎、★★=標準、★★★=難問です。★から順に取り組みましょう。
問1 ★
で のとき、 と の値を求めなさい。
,
は鈍角なので です。
問2 ★
で のとき、 と の値を求めなさい。
,
より 。 なので は鈍角で、 です。
を使うと
問3 ★
の値を求めなさい。
,,, です。
問4 ★
のとき、方程式 を満たす の値を求めなさい。
の2次式として因数分解します。
なので で、。よって です。
問5 ★
において、,, のとき、 の値と外接円の半径 を求めなさい。
,
正弦定理 を使います。 です。
問6 ★
において、,, のとき、 の値を求めなさい。
2辺とその間の角が分かっているので、余弦定理を使います。 です。
より 。
問7 ★
において、,, のとき、 の大きさと の面積 を求めなさい。
,
より 。
問8 ★
の値を求めなさい。
,, とみます。
合わせて です。
問9 ★★
円に内接する四角形 において、,,, である。 の大きさ、対角線 の長さ、四角形 の面積 を求めなさい。
,,
とおくと、円に内接する四角形の向かい合う角の和は なので , です。
と で、共通の辺 に余弦定理を使います。
2式を等しいとおくと , で、。
より 。
で、 なので
問10 ★★
3辺の長さが ,, の三角形について、最大の角の大きさ、面積 、内接円の半径 、外接円の半径 を求めなさい。
最大の角 ,,,
最大の角は最大の辺 の向かいの角です。これを とすると
より (鈍角三角形です)。
なので、 より 。
正弦定理より で、。
問11 ★★
3辺の長さが ,, の三角形について、最小の角を とする。, の値と、この三角形の面積 を求めなさい。
,,
最小の角は最小の辺 の向かいの角なので、残りの2辺は , です。
より
をはさむ2辺が と であることを取り違えないようにします。
問12 ★★
において、,, である。 の二等分線と辺 の交点を とするとき、線分 の長さを求めなさい。
とおき、 の面積の関係を使います。 です。
なので、両辺を で割ると
を1辺にもつ2つの三角形に分けると、 や を求めずに済みます。
問13 ★★
水平な地面に2地点 , があり、 である。地面に垂直に立つ塔 の根元 も同じ地面上にあり、, である。また、地点 から塔の先端 を見上げた角 は である。塔の高さ を求めなさい。
地面上の で、 です。 と向かいの角 の組が分かっているので、正弦定理を使います。
次に、 の直角三角形 で
地面の三角形と、塔を含む鉛直な三角形の2枚に分けて考えます。
問14 ★★
において が成り立つとき、この三角形の形を、辺の長さまたは角の大きさの関係で表しなさい。
の二等辺三角形、または の直角三角形
余弦定理で , を辺だけの式にします。
両辺に を掛けて
展開して整理すると、 が両辺で消えて
左辺を でくくると
よって または です。, より前者は 、後者は三平方の定理の逆から です。
答えは 、または 。「または」の2通りを両方書くことが大切です( で割ってしまうと二等辺三角形を落とします)。
問15 ★★
で のとき、,, の値を求めなさい。
,,
両辺を2乗すると なので
次に
では で、積が負なので , です。よって で
和と差の式を足して2で割ると
平方根をとる前に、符号の根拠(,)を書きます。
問16 ★★
のとき、 の最大値と最小値を求めなさい。また、そのときの の値を求めなさい。
最大値 (),最小値 ()
で だけの式にし、 とおきます。 より です。
の範囲で、
よって 。 のときの値 は最小値ではありません。
問17 ★★★
1辺の長さが の正四面体 において、辺 の中点を とする。 の値、 の面積、正四面体 の体積 を求めなさい。
,,
, は1辺 の正三角形なので、中線 , は高さと一致し
で余弦定理を使うと
なので
正三角形の中線は底辺に垂直なので , で、 は平面 に垂直です。正四面体は平面 で2つの三角錐 -,- に分かれ、高さはそれぞれ です。
頂点から底面に垂線を下ろす方法と違い、「切り口の三角形 × 切られた辺の長さ」で体積が出ます。
問18 ★★★
において、, である。 の面積 の最大値と、 の最大値を求めなさい。
の最大値 , の最大値 (どちらも のとき)
余弦定理より
面積 より なので、(1) から 。等号は のときで、(1) に代入すると です。
よって の最大値は (,正三角形のとき)。
(1) を と変形すると、 より
なので で、等号は ,つまり のときに成り立ちます。最大値は です。
「 を示す」だけでなく、等号を満たす三角形(ここでは正三角形)が実際に存在することを書いて最大値と言えます。
問19 ★★★
3辺の長さが ,, である三角形が鋭角三角形となるような の値の範囲を求めなさい。
三角形ができる条件 どの辺も他の2辺の和より小さいので
鋭角三角形の条件 最大の角(最大の辺の向かいの角)が鋭角であればよく、余弦定理からその角の が正になる条件を書きます。最大の辺がどれかで場合を分けます。
(i) のとき 最大の辺は で
よって ( なので (1) を満たします)。
(ii) のとき 最大の辺は で
よって ( なので (1) を満たします)。
(i),(ii) を合わせて 。
が最大とは限らないので、「 が最大の辺」と「 が最大の辺」の両方を調べることが大切です。端の , は直角三角形になるので含みません。
問20 ★★★
を定数とする。 のとき、 の方程式 が異なる 個の解をもつような の値の範囲を求めなさい。また、 のときの解の個数を求めなさい。
, のとき解は 個
とおくと、 より で、方程式は
と の対応は次のとおりです。
のグラフ()と直線 の共有点を考えます。,頂点は です。
が 個になるのは、 に が異なる 個あるときで、 が頂点より下、端点の高さ より上を通るとき、つまり
のときは より 。 から 、 から で、解は です。
のときは のみで、 の 個です。 の個数と の個数は別物なので、対応を必ず書き出します。
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