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第3章 準2級 二次不等式

—— 二次関数 第5〜8章の「二次方程式・判別式・二次不等式・解の配置」を、数検準2級の出題形式で ——

数検準2級の「二次不等式」の類題です。二次方程式の解の公式、判別式による共有点の個数と接線、二次不等式(連立・文章題・整数解)、すべての $x$ で成り立つ条件、解の配置、文字を分離した解の個数までを20問にまとめました。2次(数理技能)では、「判別式・軸・端の値」の条件を箇条書きに並べてから共通部分をとること、定義域の端を含むかどうかを書き添えること、場合分けの境目の値を実際に解いて確かめることを練習します。j12 の「十分条件」は数と式 第6章の言葉を使います。

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未回答 20× 0○ 01か月定着 0

出題のポイント

この章で使う道具(二次関数 第5〜8章)
  • 解の公式:ax2ax^2+bx{}+ bx+c{}+ c=0{}= 0 の解は xx=−b±b2−4ac2a{}= \dfrac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}。bb=2b′{}= 2b' なら xx=−b′±b′2−aca{}= \dfrac{-b' \pm \sqrt{b'^2 - ac}}{a} が速く計算できます。
  • 判別式:DD=b2{}= b^2−4ac{}- 4ac(D4\dfrac{D}{4}=b′2{}= b'^2−ac{}- ac)。DD>0{}> 0 なら xx 軸と異なる 2 点で交わり、DD=0{}= 0 なら接し、DD<0{}< 0 なら共有点をもちません。
  • 二次不等式:x2x^2 の係数を正にそろえ、xx 軸との交点を α\alpha<β{}< \beta とすると、<0< 0 の解は α\alpha<x{}< x<β{}< \beta(内側)、>0> 0 の解は xx<α,{}< \alpha,β\beta<x{}< x(外側)です。
  • すべての xx で ax2ax^2+bx{}+ bx+c{}+ c>0{}> 0:aa>0{}> 0 かつ DD<0{}< 0。定義域があるときは「最小値 >0> 0」に言いかえます。
  • 解の配置:f(x)f(x) とおき、「判別式・軸の位置・端の値 f(k)f(k) の符号」の 3 つを並べます。f(k)f(k)<0{}< 0 だけで「kk が 2 つの解の間」が決まります。
  • 文字の分離:g(x)g(x)=a{}= a の形にできたら、yy=g(x){}= g(x) のグラフと直線 yy=a{}= a の共有点の個数を数えます。

この章の問題は、「式の条件をグラフの言葉(交わる・接する・端の上下)に翻訳する力」と、「境目の値を実際に確かめる丁寧さ」で決まります。

類題(全20問)

難易度マークは ★=基礎、★★=標準、★★★=難問です。★から順に取り組みましょう。

問1 ★

二次方程式 3x23x^2−4x{}- 4x−2{}- 2=0{}= 0 の解を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

xx=2±103{}= \dfrac{2 \pm \sqrt{10}}{3}

解説

xx の係数が偶数なので、b′b'=−2{}= -2 の形の解の公式を使います。根号の中は (−2)2(-2)^2−3⋅(−2){}- 3 \cdot (-2)=10{}= 10 なので

x\displaystyle x=−(−2)±103\displaystyle {}= \frac{-(-2) \pm \sqrt{10}}{3}=2±103\displaystyle {}= \frac{2 \pm \sqrt{10}}{3}

よって x=2±103‾\underline{x = \dfrac{2 \pm \sqrt{10}}{3}} です。

自己採点:
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問2 ★

二次関数 yy=x2{}= x^2−2kx{}- 2kx+k{}+ k+6{}+ 6 のグラフが xx 軸に接するように、定数 kk の値を定め、そのときの接点の座標を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

kk=3{}= 3 のとき接点 (3, 0)(3,\ 0),kk=−2{}= -2 のとき接点 (−2, 0)(-2,\ 0)

解説

xx 軸に接する条件は D4\dfrac{D}{4}=0{}= 0 です。

D4\displaystyle \frac{D}{4}=(−k)2\displaystyle {}= (-k)^2−(k+6)\displaystyle {}- (k + 6)=k2\displaystyle {}= k^2−k\displaystyle {}- k−6\displaystyle {}- 6=(k−3)(k+2)\displaystyle {}= (k - 3)(k + 2)=0\displaystyle {}= 0

より kk=3,{}= 3, −2{}\ -2 です。接点の xx 座標は頂点の xx 座標 xx=k{}= k です。

  • kk=3{}= 3:yy=x2{}= x^2−6x{}- 6x+9{}+ 9=(x−3)2{}= (x - 3)^2 で、接点は (3, 0)(3,\ 0)。
  • kk=−2{}= -2:yy=x2{}= x^2+4x{}+ 4x+4{}+ 4=(x+2)2{}= (x + 2)^2 で、接点は (−2, 0)(-2,\ 0)。

よって k=3 のとき接点 (3, 0),‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}k = 3 \ \text{のとき接点}\ (3,\ 0),}k=−2 のとき接点 (−2, 0)‾\underline{\rule[-0.25em]{0em}{1.0000em}\quad k = -2 \ \text{のとき接点}\ (-2,\ 0)} です。

自己採点:
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問3 ★

二次不等式 2x22x^2−x{}- x−6{}- 6≦0{}\leqq 0 の解を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

−32-\dfrac{3}{2}≦x{}\leqq x≦2{}\leqq 2

解説

たすき掛けで因数分解します。

2x2\displaystyle 2x^2−x\displaystyle {}- x−6\displaystyle {}- 6=(2x+3)(x−2)\displaystyle {}= (2x + 3)(x - 2)≦0\displaystyle {}\leqq 0

xx 軸との交点は xx=−32,{}= -\dfrac{3}{2}, 2\ 2 で、≦0\leqq 0 なので内側(端を含む)です。よって −32≦x≦2‾\underline{-\dfrac{3}{2} \leqq x \leqq 2} です。

確かめ:xx=0{}= 0 を代入すると −6-6≦0{}\leqq 0 で成り立ちます。

自己採点:
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問4 ★

二次不等式 −x2-x^2+2x{}+ 2x+2{}+ 2<0{}< 0 の解を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

xx<1{}< 1−3,{}- \sqrt{3},11+3{}+ \sqrt{3}<x{}< x

解説

両辺に −1-1 を掛けると、不等号の向きが変わります。

x2\displaystyle x^2−2x\displaystyle {}- 2x−2\displaystyle {}- 2>0\displaystyle {}> 0

x2x^2−2x{}- 2x−2{}- 2=0{}= 0 の解は xx=1{}= 1±3{}\pm \sqrt{3} です。>0> 0 なので外側をとり、x<1‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{1.1017em}x < 1}−3,‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{1.1017em}{}- \sqrt{3},} 1‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{1.1017em}\ 1}+3<x‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{1.1017em}{}+ \sqrt{3} < x} です。

確かめ:xx=0{}= 0(内側)では −x2-x^2+2x{}+ 2x+2{}+ 2=2{}= 2>0{}> 0 となり成り立たないので、内側が解でないことと合っています。

自己採点:
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問5 ★

二次不等式 9x29x^2−12x{}- 12x+4{}+ 4≦0{}\leqq 0 の解を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

xx=23{}= \dfrac{2}{3}

解説

左辺は平方の形になります。

9x2\displaystyle 9x^2−12x\displaystyle {}- 12x+4\displaystyle {}+ 4=(3x−2)2\displaystyle {}= (3x - 2)^2≦0\displaystyle {}\leqq 0

(3x−2)2(3x - 2)^2≧0{}\geqq 0 はつねに成り立つので、≦0\leqq 0 となるのは (3x−2)2(3x - 2)^2=0{}= 0 のときだけです。よって x=23‾\underline{x = \dfrac{2}{3}} です。

グラフで見ると、yy=(3x−2)2{}= (3x - 2)^2 は xx 軸に点 (23, 0)\left(\dfrac{2}{3},\ 0\right) で接し、xx 軸以下になるのはその 1 点だけです。

自己採点:
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問6 ★

連立不等式 {x2−3x−10<02x2−7x+3≧0\begin{cases} x^2 - 3x - 10 < 0 \\ 2x^2 - 7x + 3 \geqq 0 \end{cases} を満たす xx の値の範囲を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

−2-2<x{}< x≦12,{}\leqq \dfrac{1}{2},33≦x{}\leqq x<5{}< 5

解説

それぞれを解きます。

  • x2x^2−3x{}- 3x−10{}- 10=(x+2)(x−5){}= (x + 2)(x - 5)<0{}< 0 より −2-2<x{}< x<5{}< 5。
  • 2x22x^2−7x{}- 7x+3{}+ 3=(2x−1)(x−3){}= (2x - 1)(x - 3)≧0{}\geqq 0 より xx≦12,{}\leqq \dfrac{1}{2},33≦x{}\leqq x。

数直線で共通部分をとると −2<x≦12,‾\underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}-2 < x \leqq \dfrac{1}{2},} 3≦x<5‾\underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}\ 3 \leqq x < 5} です。端の −2-2,55 は含まず、12\dfrac{1}{2},33 は含みます。

自己採点:
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問7 ★

すべての実数 xx について 2x22x^2−2kx{}- 2kx+k{}+ k+4{}+ 4>0{}> 0 が成り立つような、定数 kk の値の範囲を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

−2-2<k{}< k<4{}< 4

解説

x2x^2 の係数 22 は正なので、グラフは下に凸です。つねに xx 軸より上にある条件は DD<0{}< 0 です。

D4\displaystyle \frac{D}{4}=(−k)2\displaystyle {}= (-k)^2−2(k+4)\displaystyle {}- 2(k + 4)=k2\displaystyle {}= k^2−2k\displaystyle {}- 2k−8\displaystyle {}- 8=(k−4)(k+2)\displaystyle {}= (k - 4)(k + 2)<0\displaystyle {}< 0

よって −2<k<4‾\underline{-2 < k < 4} です。

自己採点:
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問8 ★

二次不等式 ax2ax^2+bx{}+ bx+6{}+ 6>0{}> 0 の解が −2-2<x{}< x<3{}< 3 となるように、定数 aa,bb の値を定めなさい。

つまずいたときは:
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答え

aa=−1,{}= -1,bb=1{}= 1

解説

解が内側の形なので、グラフは上に凸で aa<0{}< 0 です。解が −2-2<x{}< x<3{}< 3 になる二次不等式は、aa<0{}< 0 を使って

a(x+2)(x−3)\displaystyle a(x + 2)(x - 3)>0\displaystyle {}> 0つまり\displaystyle \text{つまり}ax2\displaystyle ax^2−ax\displaystyle {}- ax−6a\displaystyle {}- 6a>0\displaystyle {}> 0

と書けます。係数を比べると −6a-6a=6{}= 6,bb=−a{}= -a なので aa=−1{}= -1,bb=1{}= 1 です。aa=−1{}= -1<0{}< 0 も満たします。

よって a=−1,‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8889em}a = -1,} b=1‾\underline{\rule[-0.1944em]{0em}{0.8889em}\ b = 1} です。

確かめ:−x2-x^2+x{}+ x+6{}+ 6>0{}> 0 は x2x^2−x{}- x−6{}- 6=(x+2)(x−3){}= (x + 2)(x - 3)<0{}< 0 となり、解は −2-2<x{}< x<3{}< 3 です。

自己採点:
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問9 ★★

kk を定数とします。放物線 yy=x2{}= x^2+2{}+ 2 と直線 yy=kx{}= kx+k{}+ k−1{}- 1 の共有点の個数を、kk の値によって場合分けして求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

kk<−6,{}< -6,22<k{}< k のとき 22 個,kk=−6,{}= -6, 2\ 2 のとき 11 個,−6-6<k{}< k<2{}< 2 のとき 00 個

解説

yy を消去すると

x2\displaystyle x^2+2\displaystyle {}+ 2=kx\displaystyle {}= kx+k\displaystyle {}+ k−1\displaystyle {}- 1より\displaystyle \text{より}x2\displaystyle x^2−kx\displaystyle {}- kx−k\displaystyle {}- k+3\displaystyle {}+ 3=0\displaystyle {}= 0

共有点の個数は、この二次方程式の異なる実数解の個数に等しくなります。判別式は

D\displaystyle D=(−k)2\displaystyle {}= (-k)^2−4(−k+3)\displaystyle {}- 4(-k + 3)=k2\displaystyle {}= k^2+4k\displaystyle {}+ 4k−12\displaystyle {}- 12=(k+6)(k−2)\displaystyle {}= (k + 6)(k - 2)
  • DD>0{}> 0,つまり kk<−6,{}< -6,22<k{}< k のとき 22 個。
  • DD=0{}= 0,つまり kk=−6,{}= -6, 2\ 2 のとき 11 個(接する)。
  • DD<0{}< 0,つまり −6-6<k{}< k<2{}< 2 のとき 00 個。
k<−6, 2<k のとき 2 個k=−6, 2 のとき 1 個−6<k<2 のとき 0 個‾\underline{\begin{aligned} &k < -6,\ 2 < k \ \text{のとき}\ 2\ \text{個} \\ &k = -6,\ 2 \ \text{のとき}\ 1\ \text{個} \\ &-6 < k < 2 \ \text{のとき}\ 0\ \text{個} \end{aligned}}

補足:直線は yy+1{}+ 1=k(x+1){}= k(x + 1) と変形でき、kk によらず点 (−1, −1)(-1,\ -1) を通ります。kk=2{}= 2 では x2x^2−2x{}- 2x+1{}+ 1=0{}= 0 で接点 (1, 3)(1,\ 3),kk=−6{}= -6 では x2x^2+6x{}+ 6x+9{}+ 9=0{}= 0 で接点 (−3, 11)(-3,\ 11) です。

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問10 ★★

縦 2020 m,横 3030 m の長方形の土地に、縦と横に平行な同じ幅の道を 1 本ずつ、十字に交わるようにつくります。道を除いた土地の面積を 504504 m² 以上にするとき、道の幅を xx m として、xx の値の範囲を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

00<x{}< x≦2{}\leqq 2

解説

道の幅は正で、縦の長さより短いので 00<x{}< x<20{}< 20 です。

道を土地の端に寄せて考えても残りの面積は変わらないので、残りは縦 2020−x{}- x m,横 3030−x{}- x m の長方形の面積に等しくなります。条件は

(20−x)(30−x)\displaystyle (20 - x)(30 - x)≧504\displaystyle {}\geqq 504

展開して整理します。

x2\displaystyle x^2−50x\displaystyle {}- 50x+600\displaystyle {}+ 600≧504\displaystyle {}\geqq 504より\displaystyle \text{より}x2\displaystyle x^2−50x\displaystyle {}- 50x+96\displaystyle {}+ 96≧0\displaystyle {}\geqq 0つまり\displaystyle \text{つまり}(x−2)(x−48)\displaystyle (x - 2)(x - 48)≧0\displaystyle {}\geqq 0

これを解くと xx≦2,{}\leqq 2,4848≦x{}\leqq x です。00<x{}< x<20{}< 20 との共通部分をとり、0<x≦2‾\underline{0 < x \leqq 2} です。

確かめ:xx=2{}= 2 のとき 18×2818 \times 28=504{}= 504 で、ちょうど条件の境目です。

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問11 ★★

不等式 x2x^2−6x{}- 6x+a{}+ a<0{}< 0 を満たす整数 xx がちょうど 33 個となるような、定数 aa の値の範囲を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

55≦a{}\leqq a<8{}< 8

解説

f(x)f(x)=x2{}= x^2−6x{}- 6x+a{}+ a=(x−3)2{}= (x - 3)^2+a{}+ a−9{}- 9 とおきます。グラフは直線 xx=3{}= 3 に関して対称なので、解の範囲も xx=3{}= 3 を中央にもちます。解があるとき、整数解は 33 を中心に左右同じ個数ずつ増えるので、ちょうど 33 個になるのは整数解が 2,2, 3,\ 3, 4\ 4 のときです。

その条件は、xx=2,{}= 2, 4\ 4 では成り立ち、xx=1,{}= 1, 5\ 5 では成り立たないことです。対称性から xx=2{}= 2 と xx=1{}= 1 だけ調べれば十分です。

  • f(2)f(2)<0{}< 0:44−12{}- 12+a{}+ a<0{}< 0 より aa<8{}< 8。
  • f(1)f(1)≧0{}\geqq 0:11−6{}- 6+a{}+ a≧0{}\geqq 0 より aa≧5{}\geqq 5。

f(2)f(2)<0{}< 0 から f(3)f(3)<0{}< 0 も成り立つので、整数解は 2,2, 3,\ 3, 4\ 4 のちょうど 33 個です。よって 5≦a<8‾\underline{5 \leqq a < 8} です。

確かめ:aa=5{}= 5 では (x−1)(x−5)(x - 1)(x - 5)<0{}< 0 で 11<x{}< x<5{}< 5,整数は 2,2, 3,\ 3, 4\ 4。aa=8{}= 8 では (x−2)(x−4)(x - 2)(x - 4)<0{}< 0 で整数は 33 だけになります。

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問12 ★★

x2x^2−2x{}- 2x−8{}- 8≦0{}\leqq 0 であることが、x2x^2−ax{}- ax−12{}- 12≦0{}\leqq 0 であるための十分条件となるような、定数 aa の値の範囲を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

11≦a{}\leqq a≦4{}\leqq 4

解説

x2x^2−2x{}- 2x−8{}- 8=(x+2)(x−4){}= (x + 2)(x - 4)≦0{}\leqq 0 の解は −2-2≦x{}\leqq x≦4{}\leqq 4 です。十分条件になるとは、「−2-2≦x{}\leqq x≦4{}\leqq 4 を満たすすべての xx で g(x)g(x)=x2{}= x^2−ax{}- ax−12{}- 12≦0{}\leqq 0 が成り立つ」ことです。

yy=g(x){}= g(x) は下に凸なので、区間 −2-2≦x{}\leqq x≦4{}\leqq 4 での最大値は両端のどちらかでとります。したがって条件は、両端で 00 以下になることです。

  • g(−2)g(-2)=4{}= 4+2a{}+ 2a−12{}- 12=2a{}= 2a−8{}- 8≦0{}\leqq 0 より aa≦4{}\leqq 4。
  • g(4)g(4)=16{}= 16−4a{}- 4a−12{}- 12=4{}= 4−4a{}- 4a≦0{}\leqq 0 より aa≧1{}\geqq 1。

よって 1≦a≦4‾\underline{1 \leqq a \leqq 4} です。

確かめ:aa=1{}= 1 のとき g(x)g(x)=x2{}= x^2−x{}- x−12{}- 12=(x+3)(x−4){}= (x + 3)(x - 4)≦0{}\leqq 0 の解は −3-3≦x{}\leqq x≦4{}\leqq 4 で、−2-2≦x{}\leqq x≦4{}\leqq 4 を含みます。

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問13 ★★

二次方程式 x2x^2−(a+1)x{}- (a + 1)x+a{}+ a+4{}+ 4=0{}= 0 が異なる 2 つの解をもち、それらがともに 11 より大きくなるような、定数 aa の値の範囲を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

aa>5{}> 5

解説

f(x)f(x)=x2{}= x^2−(a+1)x{}- (a + 1)x+a{}+ a+4{}+ 4 とおきます。グラフは下に凸で、軸は直線 xx=a+12{}= \dfrac{a + 1}{2} です。求める条件は次の 3 つです。

(i) 判別式:DD=(a+1)2{}= (a + 1)^2−4(a+4){}- 4(a + 4)=a2{}= a^2−2a{}- 2a−15{}- 15=(a−5)(a+3){}= (a - 5)(a + 3)>0{}> 0 より aa<−3,{}< -3,55<a{}< a。

(ii) 軸:a+12\dfrac{a + 1}{2}>1{}> 1 より aa>1{}> 1。

(iii) 端の値:f(1)f(1)=1{}= 1−(a+1){}- (a + 1)+a{}+ a+4{}+ 4=4{}= 4>0{}> 0 で、これは aa によらずつねに成り立ちます。

(i),(ii) の共通部分をとり、a>5‾\underline{a > 5} です。

確かめ:aa=6{}= 6 のとき x2x^2−7x{}- 7x+10{}+ 10=(x−2)(x−5){}= (x - 2)(x - 5)=0{}= 0 で、解 2,2, 5\ 5 はともに 11 より大きくなります。

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問14 ★★

二次方程式 x2x^2−ax{}- ax+a{}+ a−2{}- 2=0{}= 0 の 1 つの解が −1-1<x{}< x<0{}< 0 の範囲に、他の解が 11<x{}< x<2{}< 2 の範囲にあるような、定数 aa の値の範囲を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

12\dfrac{1}{2}<a{}< a<2{}< 2

解説

f(x)f(x)=x2{}= x^2−ax{}- ax+a{}+ a−2{}- 2 とおきます。グラフは下に凸なので、条件は xx=−1,{}= -1, 0,\ 0, 1,\ 1, 2\ 2 での値の符号が「正・負・負・正」となることです。

  • f(−1)f(-1)=1{}= 1+a{}+ a+a{}+ a−2{}- 2=2a{}= 2a−1{}- 1>0{}> 0 より aa>12{}> \dfrac{1}{2}。
  • f(0)f(0)=a{}= a−2{}- 2<0{}< 0 より aa<2{}< 2。
  • f(1)f(1)=1{}= 1−a{}- a+a{}+ a−2{}- 2=−1{}= -1<0{}< 0 で、aa によらずつねに成り立ちます。
  • f(2)f(2)=4{}= 4−2a{}- 2a+a{}+ a−2{}- 2=2{}= 2−a{}- a>0{}> 0 より aa<2{}< 2。

共通部分をとり、12<a<2‾\underline{\dfrac{1}{2} < a < 2} です。f(−1)f(-1)>0{}> 0 と f(0)f(0)<0{}< 0 から −1-1<x{}< x<0{}< 0 に解が 1 つ、f(1)f(1)<0{}< 0 と f(2)f(2)>0{}> 0 から 11<x{}< x<2{}< 2 に解が 1 つあり、二次方程式の解は 2 つまでなので、これで条件どおりになります。

確かめ:aa=1{}= 1 のとき x2x^2−x{}- x−1{}- 1=0{}= 0 の解は xx=1±52{}= \dfrac{1 \pm \sqrt{5}}{2},つまり約 −0.62-0.62 と約 1.621.62 です。

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問15 ★★

aa を定数とします。xx の方程式 x2x^2+2x{}+ 2x−2a{}- 2a+1{}+ 1=0{}= 0 の −2-2<x{}< x≦1{}\leqq 1 の範囲にある解の個数を、aa の値によって場合分けして求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

aa<0,{}< 0,22<a{}< a のとき 00 個,aa=0{}= 0 および 12\dfrac{1}{2}≦a{}\leqq a≦2{}\leqq 2 のとき 11 個,00<a{}< a<12{}< \dfrac{1}{2} のとき 22 個

解説

文字 aa を右辺に分離します。

x2\displaystyle x^2+2x\displaystyle {}+ 2x+1\displaystyle {}+ 1=2a\displaystyle {}= 2aつまり\displaystyle \text{つまり}(x+1)2\displaystyle (x + 1)^2=2a\displaystyle {}= 2a

解の個数は、yy=(x+1)2 (−2<x≦1){}= (x + 1)^2 \ (-2 < x \leqq 1) のグラフと直線 yy=2a{}= 2a の共有点の個数です。グラフは頂点 (−1, 0)(-1,\ 0),左端 (−2, 1)(-2,\ 1)(含まない),右端 (1, 4)(1,\ 4)(含む)です。

直線 yy=2a{}= 2a を下から動かして数えます。

  • 2a2a<0{}< 0:00 個。
  • 2a2a=0{}= 0:頂点だけで 11 個(xx=−1{}= -1)。
  • 00<2a{}< 2a<1{}< 1:頂点の左右に 11 つずつで 22 個。
  • 2a2a=1{}= 1:(x+1)2(x + 1)^2=1{}= 1 の解は xx=0,{}= 0, −2{}\ -2 ですが、xx=−2{}= -2 は範囲に入らないので 11 個。
  • 11<2a{}< 2a≦4{}\leqq 4:右側だけで 11 個(2a2a=4{}= 4 では xx=1,{}= 1, −3{}\ -3 のうち xx=1{}= 1 だけ)。
  • 2a2a>4{}> 4:00 個。

2a2a を aa に直してまとめます。

a<0, 2<a のとき 0 個a=0, 12≦a≦2 のとき 1 個0<a<12 のとき 2 個‾\underline{\begin{aligned} &a < 0,\ 2 < a \ \text{のとき}\ 0\ \text{個} \\ &a = 0,\ \tfrac{1}{2} \leqq a \leqq 2 \ \text{のとき}\ 1\ \text{個} \\ &0 < a < \tfrac{1}{2} \ \text{のとき}\ 2\ \text{個} \end{aligned}}
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問16 ★★

点 (2, −1)(2,\ -1) を通り、放物線 yy=x2{}= x^2−x{}- x+1{}+ 1 に接する直線の方程式と、そのときの接点の座標をすべて求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

yy=−x{}= -x+1{}+ 1(接点 (0, 1)(0,\ 1)),yy=7x{}= 7x−15{}- 15(接点 (4, 13)(4,\ 13))

解説

直線 xx=2{}= 2 は放物線と 1 点で交わるだけで接線ではないので、傾きを mm として yy=m(x−2){}= m(x - 2)−1{}- 1 とおきます。yy を消去すると

x2\displaystyle x^2−x\displaystyle {}- x+1\displaystyle {}+ 1=mx\displaystyle {}= mx−2m\displaystyle {}- 2m−1\displaystyle {}- 1より\displaystyle \text{より}x2\displaystyle x^2−(m+1)x\displaystyle {}- (m + 1)x+2m\displaystyle {}+ 2m+2\displaystyle {}+ 2=0\displaystyle {}= 0

接する条件は、この方程式が重解をもつことです。

D\displaystyle D=(m+1)2\displaystyle {}= (m + 1)^2−4(2m+2)\displaystyle {}- 4(2m + 2)=(m+1)(m+1−8)\displaystyle {}= (m + 1)(m + 1 - 8)=(m+1)(m−7)\displaystyle {}= (m + 1)(m - 7)=0\displaystyle {}= 0

より mm=−1,{}= -1, 7\ 7 です。重解は xx=m+12{}= \dfrac{m + 1}{2} です。

  • mm=−1{}= -1:直線 yy=−(x−2){}= -(x - 2)−1{}- 1=−x{}= -x+1{}+ 1。重解 xx=0{}= 0 で、接点は (0, 1)(0,\ 1)。
  • mm=7{}= 7:直線 yy=7(x−2){}= 7(x - 2)−1{}- 1=7x{}= 7x−15{}- 15。重解 xx=4{}= 4 で、接点は (4, 13)(4,\ 13)。
y=−x+1 (接点 (0, 1))y=7x−15 (接点 (4, 13))‾\underline{\begin{aligned} &y = -x + 1 \ \text{(接点}\ (0,\ 1)\text{)} \\ &y = 7x - 15 \ \text{(接点}\ (4,\ 13)\text{)} \end{aligned}}

確かめ:xx=4{}= 4 で放物線は 1616−4{}- 4+1{}+ 1=13{}= 13,直線は 2828−15{}- 15=13{}= 13 です。

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問17 ★★★

二次方程式 x2x^2−2ax{}- 2ax+3a{}+ 3a+4{}+ 4=0{}= 0 の異なる 2 つの解がともに −2-2<x{}< x<3{}< 3 の範囲にあるような、定数 aa の値の範囲を求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

−87-\dfrac{8}{7}<a{}< a<−1{}< -1

解説

f(x)f(x)=x2{}= x^2−2ax{}- 2ax+3a{}+ 3a+4{}+ 4 とおきます。グラフは下に凸で、軸は直線 xx=a{}= a です。条件は次の 4 つです。

(i) 判別式:D4\dfrac{D}{4}=a2{}= a^2−3a{}- 3a−4{}- 4=(a−4)(a+1){}= (a - 4)(a + 1)>0{}> 0 より aa<−1,{}< -1,44<a{}< a。

(ii) 軸:−2-2<a{}< a<3{}< 3。

(iii) 左端:f(−2)f(-2)=4{}= 4+4a{}+ 4a+3a{}+ 3a+4{}+ 4=7a{}= 7a+8{}+ 8>0{}> 0 より aa>−87{}> -\dfrac{8}{7}。

(iv) 右端:f(3)f(3)=9{}= 9−6a{}- 6a+3a{}+ 3a+4{}+ 4=13{}= 13−3a{}- 3a>0{}> 0 より aa<133{}< \dfrac{13}{3}。

(i) と (ii) の共通部分は −2-2<a{}< a<−1{}< -1 で、これに (iii),(iv) を合わせて −87<a<−1‾\underline{-\dfrac{8}{7} < a < -1} です(−87-\dfrac{8}{7}≒−1.14{}\fallingdotseq -1.14)。

範囲がとても狭いので、確かめておきます。aa=−1110{}= -\dfrac{11}{10} のとき f(x)f(x)=x2{}= x^2+115x{}+ \dfrac{11}{5}x+710{}+ \dfrac{7}{10} で、10f(x)10f(x)=10x2{}= 10x^2+22x{}+ 22x+7{}+ 7=0{}= 0 の解は xx=−11±5110{}= \dfrac{-11 \pm \sqrt{51}}{10},つまり約 −1.81-1.81 と約 −0.39-0.39 です。どちらも −2-2<x{}< x<3{}< 3 に入ります。

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問18 ★★★

2 つの二次方程式 x2x^2+2ax{}+ 2ax+2a{}+ 2a+3{}+ 3=0{}= 0,x2x^2+(a−1)x{}+ (a - 1)x+a2{}+ a^2=0{}= 0 について、次の (1),(2) を考えます。

(1) 少なくとも一方が実数解をもつ

(2) 一方だけが実数解をもつ

上の (1),(2) となるような定数 aa の値の範囲を、それぞれ求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

(1) aa≦13,{}\leqq \dfrac{1}{3},33≦a{}\leqq a (2) aa<−1,{}< -1,−1-1<a{}< a≦13,{}\leqq \dfrac{1}{3},33≦a{}\leqq a

解説

はじめの方程式の判別式を D1D_1,あとの方程式の判別式を D2D_2 とします。

D14\displaystyle \frac{D_1}{4}=a2\displaystyle {}= a^2−(2a+3)\displaystyle {}- (2a + 3)=(a−3)(a+1)\displaystyle {}= (a - 3)(a + 1)

D1D_1≧0{}\geqq 0 となるのは aa≦−1,{}\leqq -1,33≦a{}\leqq a です。この範囲を PP とします。

D2\displaystyle D_2=(a−1)2\displaystyle {}= (a - 1)^2−4a2\displaystyle {}- 4a^2=−3a2\displaystyle {}= -3a^2−2a\displaystyle {}- 2a+1\displaystyle {}+ 1=−(3a−1)(a+1)\displaystyle {}= -(3a - 1)(a + 1)

D2D_2≧0{}\geqq 0 は (3a−1)(a+1)(3a - 1)(a + 1)≦0{}\leqq 0 なので −1-1≦a{}\leqq a≦13{}\leqq \dfrac{1}{3} です。この範囲を QQ とします。

(1) PP と QQ の和集合です。数直線で合わせると aa≦−1{}\leqq -1 と −1-1≦a{}\leqq a≦13{}\leqq \dfrac{1}{3} がつながるので、a≦13,‾\underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}a \leqq \dfrac{1}{3},} 3≦a‾\underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}\ 3 \leqq a} です。

(2) (1) の範囲から、両方が実数解をもつ範囲(PP と QQ の共通部分)を除きます。共通部分は aa=−1{}= -1 の 1 点だけです。

  • PP だけ:aa<−1,{}< -1,33≦a{}\leqq a。
  • QQ だけ:−1-1<a{}< a≦13{}\leqq \dfrac{1}{3}。

よって a<−1,‾\underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}a < -1,} −1<a≦13,‾\underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}{}\ -1 < a \leqq \dfrac{1}{3},} 3≦a‾\underline{\rule[-0.686em]{0em}{2.0074em}\ 3 \leqq a} です。

確かめ:aa=−1{}= -1 のとき、2 つの方程式は x2x^2−2x{}- 2x+1{}+ 1=0{}= 0,x2x^2−2x{}- 2x+1{}+ 1=0{}= 0 となり、どちらも重解 xx=1{}= 1 をもつので「一方だけ」に当たりません。

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問19 ★★★

kk を定数とします。方程式 ∣x2−1∣\lvert x^2 - 1 \rvert=x{}= x+k{}+ k の異なる実数解の個数を、kk の値によって場合分けして求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

kk<−1{}< -1 のとき 00 個,kk=−1{}= -1 のとき 11 個,−1-1<k{}< k<1{}< 1 と 54\dfrac{5}{4}<k{}< k のとき 22 個,kk=1,{}= 1, 54\ \dfrac{5}{4} のとき 33 個,11<k{}< k<54{}< \dfrac{5}{4} のとき 44 個

解説

解の個数は、yy=∣x2−1∣{}= \lvert x^2 - 1 \rvert のグラフと、傾き 11 の直線 yy=x{}= x+k{}+ k の共有点の個数です。

yy=∣x2−1∣{}= \lvert x^2 - 1 \rvert は、xx≦−1,{}\leqq -1,11≦x{}\leqq x では yy=x2{}= x^2−1{}- 1,−1-1<x{}< x<1{}< 1 では yy=−x2{}= -x^2+1{}+ 1 で、点 (−1, 0)(-1,\ 0),(1, 0)(1,\ 0) で折れ曲がった W の形です。

直線を下から上へ平行に動かすときの境目を求めます。

  • 点 (1, 0)(1,\ 0) を通る:kk=−1{}= -1。
  • 点 (−1, 0)(-1,\ 0) を通る:kk=1{}= 1。
  • 中央の部分 yy=−x2{}= -x^2+1{}+ 1 に接する:−x2-x^2+1{}+ 1=x{}= x+k{}+ k より x2x^2+x{}+ x+k{}+ k−1{}- 1=0{}= 0。DD=1{}= 1−4(k−1){}- 4(k - 1)=5{}= 5−4k{}- 4k=0{}= 0 で kk=54{}= \dfrac{5}{4}。接点の xx 座標は xx=−12{}= -\dfrac{1}{2} で、−1-1<x{}< x<1{}< 1 に入ります。

(外側の部分 yy=x2{}= x^2−1{}- 1 との DD=0{}= 0 は kk=−54{}= -\dfrac{5}{4} で、接点 xx=12{}= \dfrac{1}{2} は xx≧1{}\geqq 1 に入らないので境目になりません。)

境目ごとに方程式を解いて確かめます。

  • kk=−1{}= -1:xx≧1{}\geqq 1 では x2x^2−x{}- x=0{}= 0 で xx=1{}= 1,−1-1<x{}< x<1{}< 1 では x2x^2+x{}+ x−2{}- 2=0{}= 0 の解 1,1, −2{}\ -2 はどちらも入らず、xx≦−1{}\leqq -1 では x2x^2−x{}- x=0{}= 0 の解は入らない。解は xx=1{}= 1 の 11 個。
  • kk=1{}= 1:x2x^2−x{}- x−2{}- 2=0{}= 0 から xx=−1,{}= -1, 2\ 2,x2x^2+x{}+ x=0{}= 0 から xx=0{}= 0(xx=−1{}= -1 は範囲外)。解は −1,-1, 0,\ 0, 2\ 2 の 33 個。
  • kk=54{}= \dfrac{5}{4}:中央から重解 xx=−12{}= -\dfrac{1}{2},外側の x2x^2−x{}- x−94{}- \dfrac{9}{4}=0{}= 0 から xx=1±102{}= \dfrac{1 \pm \sqrt{10}}{2}(どちらも ∣x∣\lvert x \rvert≧1{}\geqq 1)。解は 33 個。

間の範囲では、直線は −1-1<k{}< k<1{}< 1 で中央と右側に 11 点ずつ、11<k{}< k<54{}< \dfrac{5}{4} で中央に 22 点と左右に 11 点ずつ、kk>54{}> \dfrac{5}{4} で左右に 11 点ずつ交わります。kk<−1{}< -1 では直線が点 (1, 0)(1,\ 0) より下を通り、共有点はありません。

k<−1 のとき 0 個k=−1 のとき 1 個−1<k<1, 54<k のとき 2 個k=1, 54 のとき 3 個1<k<54 のとき 4 個‾\underline{\begin{aligned} &k < -1 \ \text{のとき}\ 0\ \text{個} \\ &k = -1 \ \text{のとき}\ 1\ \text{個} \\ &-1 < k < 1,\ \tfrac{5}{4} < k \ \text{のとき}\ 2\ \text{個} \\ &k = 1,\ \tfrac{5}{4} \ \text{のとき}\ 3\ \text{個} \\ &1 < k < \tfrac{5}{4} \ \text{のとき}\ 4\ \text{個} \end{aligned}}
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問20 ★★★

mm を定数とします。放物線 yy=x2{}= x^2−2x{}- 2x の 00≦x{}\leqq x≦3{}\leqq 3 の部分と、点 (−1, 0)(-1,\ 0) を通り傾きが mm の直線の共有点の個数を、mm の値によって場合分けして求めなさい。

つまずいたときは:
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答え

mm<−4{}< -4+23,{}+ 2\sqrt{3},34\dfrac{3}{4}<m{}< m のとき 00 個,mm=−4{}= -4+23{}+ 2\sqrt{3} と 00<m{}< m≦34{}\leqq \dfrac{3}{4} のとき 11 個,−4-4+23{}+ 2\sqrt{3}<m{}< m≦0{}\leqq 0 のとき 22 個

解説

直線は yy=m(x+1){}= m(x + 1) です。yy を消去して

g(x)\displaystyle g(x)=x2\displaystyle {}= x^2−(m+2)x\displaystyle {}- (m + 2)x−m\displaystyle {}- m=0\displaystyle {}= 0

の 00≦x{}\leqq x≦3{}\leqq 3 にある解の個数を数えます。g(x)g(x) は下に凸で、軸は xx=m+22{}= \dfrac{m + 2}{2},端の値は

g(0)\displaystyle g(0)=−m,\displaystyle {}= -m,g(3)\displaystyle g(3)=9\displaystyle {}= 9−3(m+2)\displaystyle {}- 3(m + 2)−m\displaystyle {}- m=3\displaystyle {}= 3−4m\displaystyle {}- 4m

判別式は DD=(m+2)2{}= (m + 2)^2+4m{}+ 4m=m2{}= m^2+8m{}+ 8m+4{}+ 4 で、DD=0{}= 0 となるのは mm=−4{}= -4±23{}\pm 2\sqrt{3} です。

mm の値で場合を分けます。

  • mm>34{}> \dfrac{3}{4}:g(0)g(0)<0{}< 0,g(3)g(3)<0{}< 0。下に凸なので区間全体で g(x)g(x)<0{}< 0 となり、00 個。
  • mm=34{}= \dfrac{3}{4}:g(3)g(3)=0{}= 0 で xx=3{}= 3 が解。g(0)g(0)<0{}< 0 なので区間内の解はこの 11 個(もう 1 つの解は 4x24x^2−11x{}- 11x−3{}- 3=(x−3)(4x+1){}= (x - 3)(4x + 1)=0{}= 0 より xx=−14{}= -\dfrac{1}{4})。
  • 00<m{}< m<34{}< \dfrac{3}{4}:g(0)g(0)<0{}< 0<g(3){}< g(3) なので、区間内にちょうど 11 個。
  • mm=0{}= 0:x2x^2−2x{}- 2x=0{}= 0 で xx=0,{}= 0, 2\ 2 の 22 個。
  • −4-4+23{}+ 2\sqrt{3}<m{}< m<0{}< 0:DD>0{}> 0,g(0)g(0)>0{}> 0,g(3)g(3)>0{}> 0,軸 m+22\dfrac{m + 2}{2} は 00 と 11 の間で区間に入るので、22 個。
  • mm=−4{}= -4+23{}+ 2\sqrt{3}:DD=0{}= 0 で重解 xx=m+22{}= \dfrac{m + 2}{2}=3{}= \sqrt{3}−1{}- 1 は区間に入り、11 個(接する)。
  • −4-4−23{}- 2\sqrt{3}<m{}< m<−4{}< -4+23{}+ 2\sqrt{3}:DD<0{}< 0 で 00 個。
  • mm≦−4{}\leqq -4−23{}- 2\sqrt{3}:軸 m+22\dfrac{m + 2}{2}<0{}< 0 かつ g(0)g(0)=−m{}= -m>0{}> 0 なので、区間内では g(x)g(x)>0{}> 0 で 00 個。

まとめると

  • mm<−4{}< -4+23{}+ 2\sqrt{3},34\dfrac{3}{4}<m{}< m のとき 0 個‾\underline{0\ \text{個}}
  • mm=−4{}= -4+23{}+ 2\sqrt{3},00<m{}< m≦34{}\leqq \dfrac{3}{4} のとき 1 個‾\underline{1\ \text{個}}
  • −4-4+23{}+ 2\sqrt{3}<m{}< m≦0{}\leqq 0 のとき 2 個‾\underline{2\ \text{個}}

図で見ると、点 (−1, 0)(-1,\ 0) を中心に直線を回し、放物線の端 (0, 0)(0,\ 0),(3, 3)(3,\ 3) を通るときと、放物線に接するときが境目です。

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