問1 ★
放物線 を平方完成して、頂点の座標と軸を求めなさい。
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頂点 ,軸 直線
と の項を でくくり、かっこの中で を足して引きます。
よって頂点 ,軸 です。中かっこを外すとき、 にも を掛けます。
目次 / 数検対策(準2級・2級・準1級) / 数検準2級
—— 二次関数 第1〜4章の「グラフと平行移動・最大と最小・関数の決定」を、数検準2級の出題形式で ——
数検準2級の「二次関数」の類題です。平方完成による頂点の求め方、平行移動と対称移動、定義域がある場合の最大・最小、軸や定義域が動くときの場合分け、条件から二次関数を決める問題、図形の文章題までを20問にまとめました。2次(数理技能)では、軸と定義域の位置関係を先に書くこと、置きかえた文字や消去した文字の変域を書き添えること、場合分けの境目で値がつながることを確かめることを練習します。二次方程式・判別式・二次不等式は第3章で扱います。
この章の問題は、「軸と定義域の位置関係を図にして場合を分ける力」と、「文字の変域を落とさない丁寧さ」で決まります。
難易度マークは ★=基礎、★★=標準、★★★=難問です。★から順に取り組みましょう。
問1 ★
放物線 を平方完成して、頂点の座標と軸を求めなさい。
頂点 ,軸 直線
と の項を でくくり、かっこの中で を足して引きます。
よって頂点 ,軸 です。中かっこを外すとき、 にも を掛けます。
問2 ★
放物線 を、 軸方向に , 軸方向に だけ平行移動した放物線の方程式を の形で求めなさい。
を に、 を に置きかえます。
よって です。
確かめ:もとの頂点は より で、移動後は 。 と一致します。
問3 ★
放物線 を 軸に関して対称移動し、さらに 軸方向に だけ平行移動した放物線の方程式を の形で求めなさい。
軸に関する対称移動では を に置きかえます。
次に を に置きかえます。
確かめ:もとの頂点 は に移り、さらに に移ります。 と一致します。
問4 ★
関数 の最大値と最小値を求めなさい。
のとき最大値 , のとき最小値
で、軸 は定義域に入っています。下に凸なので、頂点で最小、軸から遠い端 で最大です。
よって です。
問5 ★
関数 の最大値と最小値を求めなさい。
のとき最大値 , のとき最小値
で、軸 は定義域の左の外です。上に凸なので、定義域では が増えると は減ります。
よって です。頂点の値 は定義域の外なので答えになりません。
問6 ★
関数 の最小値が となるように定数 の値を定めなさい。また、そのときの最大値を求めなさい。
,最大値 ( のとき)
で、軸 は定義域の右の外です。定義域では が増えると も増えるので、 で最小、 で最大です。
より 。最大値は のとき です。
問7 ★
3 点 ,, を通る二次関数を求めなさい。
とおいて 3 点の座標を代入します。
上の 2 式の差から で 、和から 。3 つ目の式は となり、 と引いて より , です。
よって です。 を代入すると で合っています。
問8 ★
グラフが 軸と 2 点 , で交わり、最大値が である二次関数を求めなさい。
()
とおきます。軸は 2 つの交点の真ん中の で、最大値をもつので です。
より ( を満たす)。よって ()です。
問9 ★★
を定数とします。放物線 の頂点の座標を で表しなさい。また、頂点が第2象限にあるような の値の範囲を求めなさい。
頂点 ,
平方完成します。
よって頂点は です。
第2象限にあるのは「 座標が負、かつ 座標が正」のときです。
と の共通部分をとって です。座標軸上の点はどの象限にも入らないので、等号は含めません。
問10 ★★
実数 , が を満たすとき、 の最小値と、そのときの , の値を求めなさい。
, のとき最小値
を代入して を消去します。消した の条件 から
です。この範囲で
を考えます。軸 は の右の外なので、 では が増えると値は減り、 で最小になります。
のとき値は で、 より 。よって です。
を書き忘れると、頂点から「最小値 」と誤ります( では となり、実数 がありません)。
問11 ★★
を正の定数とします。関数 の最大値が となるように の値を定めなさい。また、そのときの最小値を求めなさい。
,最小値 ( のとき)
で、軸は直線 です。下に凸なので、最大値は軸から遠い端でとります。定義域の中央 と軸を比べます。
(i) のとき: なので、左端 が軸から遠く( では両端が同じ距離)、最大値は です。これは になりません。
(ii) のとき:右端 が軸から遠いので、最大値は です。
より です。
このとき定義域 は軸 を含むので、最小値は です。
問12 ★★
を定数とします。関数 の最大値 を、 の値によって場合分けして求めなさい。
のとき , のとき , のとき
で、上に凸、軸は直線 です。上に凸なので、軸が定義域に入れば頂点で最大、入らなければ軸に近い端で最大です。
(i) ,つまり のとき:定義域は軸の左にあり、右端で最大です。
(ii) ,つまり のとき:軸が定義域に入るので 。
(iii) のとき:定義域は軸の右にあり、左端で最大です。
まとめると
確かめ: で , で となり、境目で値がつながっています。
問13 ★★
関数 の最大値が となるように、定数 の値を定めなさい。
で、下に凸、軸は直線 です。最大値は軸から遠い端でとるので、定義域の中央 と軸を比べます。
(i) のとき:右端 が軸から遠い( では両端が同じ距離)ので、最大値は
より で、これは を満たします。
(ii) のとき:左端 が軸から遠いので、最大値は です。 で、これは を満たします。
よって です。
確かめ: なら ,。 なら ,。どちらも最大値は です。
問14 ★★
二次関数 のグラフは 軸と 2 点 , で交わり、 における の最大値は です。 を求めなさい。
()
とおきます。軸は 2 つの交点の真ん中の直線 で、定義域 に入っています。
(i) のとき:下に凸で、 では , なので です。最大値が になることはありません。
(ii) のとき:上に凸で、軸が定義域に入るので頂点で最大です。
これは を満たします。よって ()です。
問15 ★★
,, の直角三角形 があります。辺 上に点 ,辺 上に点 ,辺 上に点 をとり、四角形 が長方形になるようにします。 として、長方形 の面積の最大値と、そのときの の値を求めなさい。
のとき最大値
は に平行なので、 と は相似です。 だから
長方形になるためには です。面積を とすると
軸 は に入り、上に凸なので頂点で最大です。
よって です(このとき )。
問16 ★★
, の長方形 があります。点 は を出発して辺 上を毎秒 の速さで に向かい、点 は と同時に を出発して辺 上を毎秒 の速さで に向かいます。出発してから 秒後()の の面積を とするとき、 の最大値と最小値、およびそのときの の値を求めなさい。
のとき最大値 , のとき最小値
秒後に ,,, です。長方形から、まわりの 3 つの直角三角形を引きます。
で、軸 は定義域の中央にあります。頂点で最小、両端で最大です。
よって です。 では 、 では になり、どちらも長方形の半分です。
問17 ★★★
を定数とし、関数 の最小値を とします。 を の値によって場合分けして求めなさい。また、 の最大値と、そのときの の値を求めなさい。
のとき , のとき , のとき 。 のとき最大値
で、下に凸、軸は直線 です。軸にいちばん近い点で最小になります。
(i) のとき:軸は定義域の左の外なので、左端で最小です。。
(ii) のとき:軸が定義域に入るので、。
(iii) のとき:右端で最小です。。
まとめると
境目では で と , で と となり、値がつながっています。
次に の最大値を調べます。
よって です。
問18 ★★★
関数 の最大値と最小値、およびそのときの の値を求めなさい。
のとき最大値 , のとき最小値
とおきます。まず の変域を求めます。
軸 は定義域に入るので の最小値は 、両端では で , で です。よって です。
を で表して平方完成します。
軸 は変域の中央にあるので、 で最小値 、両端 で最大値 をとります。
最後に の値を に戻します。
よって です。
問19 ★★★
関数 の最大値と最小値の差が となるように、定数 の値を定めなさい。
で、軸は直線 ,定義域の中央は です。最大値と最小値の差を とします。
(i) ,つまり のとき:定義域で は減るので
から ですが、 を満たしません。
(ii) のとき: は増えるので 。 は を満たしません。
(iii) のとき:軸が定義域の内部にあるので最小値は 。最大値は軸から遠い端でとります。
よって です。
確かめ: のとき定義域は で、最大値 ,最小値 ,差は です。
問20 ★★★
二次関数 の における最大値が ,最小値が となるように、定数 , の値を定めなさい。
と の 2 組
で、下に凸、軸は直線 です。, です。軸の位置で場合を分けます。
(i) ,つまり のとき: は増えるので、最小値 ,最大値 。これより で、 を満たします。
(ii) ,つまり のとき: は減るので、最大値 ,最小値 。これより で、 を満たします。
(iii) のとき:軸が定義域の内部にあるので、最小値は頂点の値で です。最大値は軸から遠い端でとります。
よって と の 2 組です。
確かめ: は で から まで、 は から まで動きます。2 つのグラフは直線 に関して対称です。
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